近頃は、女性でも管理職になる人が徐々に増えてきていますね。
とはいえ、2020年の帝国データバンクが行った調査だと、女性の管理職の割合は7.8%とまだまだ低い数値。
私も女性管理職として働いていた経験がありますが、やはり自分以外の責任者の多くは男性でした。

自身の経験から、こんな人が女性管理職に向いている!と思う特徴を4つ解説します。
自分の意見をはっきり言える
まず大切なのは、自分の意見を主張できること。
管理職になると、物事の決断をしたり、意見を求められたりする量が格段に増えます。
今までは上司の確認をとって進めていたことも、自分の意見をもとに決めなければいけません。
こんなシーンで「意見をはっきり言うこと」が求められます。
- 自部署ミーティングでの意思決定
- 自分より更に上の役職の上司へ報告するとき
- 他の管理職が集まる会議
部下の意見を聞くことも勿論大切ですが、それだけではまとまらないことも多かった(というか殆ど)です。
自分はどう考えるかをきちんと説明できる能力が必要ですね。
周りが男性ばかりの環境でも平気
冒頭でも触れましたが、日本では女性管理職の割合は7.8%とまだまだ低いです。
そんななか、女性管理職になるとどうなるかというと…、男性だらけのコミュニティの中に放り込まれることになります。笑

私が女性管理職をしていたときも、周りの殆どの責任者は男性だったので…、ミーティングで十数人集まっても女性は自分一人、なことがよくありました。
どうしても、男性と女性で若干思考パターンや考え方の違いはあるので疎外感を感じることも。
また、女性管理職ならではの悩みも男性には相談しづらく、かといって部下に相談するわけにもいかず…男性は相談相手がいていいなって思ってました。
女性管理職に多い「あるある」悩み
- 年上の男性部下とうまくいかない
- 育休や産休などの制度を使う時にロールモデルがいない
- 相談できる同格責任者がいない
人と人との仲裁や調整が上手
とはいえ、女性管理職ならではの良さも多くあり、その中の一つが「折衝や調整が上手な人が多い」ことだと思っています。
私の場合、管理職になって1番増えた業務は、人と人との間に立って調整する仕事でした。

部下同士で揉めているところの仲裁に入ったり、他の部署と連携して動く上で諸々調整したり…。
調整ばかりでもう疲れた…!と思ったこともありましたが、多くの部下をマネジメントする管理職にとっては大切な仕事。
一時は揉めていたメンバーが、自分が仲裁に入ってその後仲良くやっているのを見ると嬉しくなります。
少しくらいトラブルがあっても、気にしない
最後は、これに尽きます。
トラブルがあっても「まあいいや、仕方ない!」で前向きに頑張れること。
と言ってしまうのは簡単ですが、これめちゃくちゃ難しいですよね…。
管理職として働いている時は、トラブルの連続でした。

お客様からクレームが入ったり、新しく入社してきたメンバーと突然連絡が取れなくなったり、自分は配慮していたつもりでも部下から「子どもがいる人の気持ちは分からない」と言われたり…(本当にあった)
正直、落ち込んだこともかなりありましたし、自分には向かないのかも…とよく思っていました。
でも結局は、起きたことは反省して前向きに頑張るしかない!と思い直しています。
管理職になると、プレイヤーで仕事をしている時の数倍うまくいかないことだらけで、びっくりしますが…前向きな気持ちは忘れず頑張ってくださいね。
女性管理職になって良かったこと
ここまでツライ話も多かったですが、一方で女性管理職になってよかったことも多くありました。
やはり良かったのは「裁量が増えた」ことや「後輩の女性部下が働きやすい環境を作れた」ことですかね。
もし女性管理職になろうか迷っている方がいたら、一度チャレンジしてみても良いかと思います。